サッポロドラッグトスアー(本社・札幌市)は27日、ロイトン札幌で創業40周年記念パーティーを開催した。道内外の取引先関係者や高橋はるみ北海道知事、上田文雄札幌市長など約1000人が参加、40周年を祝った。富山睦浩社長は、「40年を迎えることができたのは皆様やお客様のおかげと深く感謝している。これからも50年、60年と続く社会に貢献できる企業として頑張っていきたい」と決意を語った。(写真上段左=挨拶する富山睦浩サッポロドラッグストアー社長、右=高橋はるみ北海道知事。写真下段左=上田文雄札幌市長、右=関口信行日本チェーンドラッグストア協会会長)
 
 ロイトン札幌のパーティー会場となったフロアは約1000人が詰めかけ、熱気に溢れた。弦楽四重奏曲が奏でられ、ビデオ放映ではサッポロドラッグストアーの歩みも紹介された。
 
 挨拶に立った創業社長の富山氏は、「私は、根室の漁師の家に生まれたが母親が病弱で中学の時から薬屋になることを決めた。25歳の時に結婚して1ヵ月後に札幌の手稲山口の奥にあるスーパーの中で15坪の商売を始めたのがスタート。当時は小さな薬局だったが、今は135店舗を全道で展開している。20年、30年と節目を迎えるたびにもう終わりかなと思ったが、何とか40年を迎えることができた。40年間続けられたのは様々な出会いがあった北海道でやってきたから」と感謝の気持ちを表した。
 
 さらに、「サッポロドラッグストアーというのは、創業当時から付けた名前。当時、ドラッグストアと言っても誰も知らなかった。札幌で一番になりたいということでサッポロという名前を付けたが、何度も変えようかと思った。でも、変えなくてよかった。サッポロドラッグストアーという名前を付けたことが実は一番自慢できることです」と会場を沸かせていた。
 
 その後、高橋知事や上田市長、日本チェーンドラッグストア協会の関口信行会長(龍生堂本店社長)が祝辞を述べた。また、40周年記念として北海道の環境保全の取り組みや札幌市と札幌商工会議所が造成している小金湯桜の森づくり、滝川市が進めている難病の子どもたちに自然を体験したもらうそらぷちキッズの取り組みに寄付金が贈呈された。
 
 会場には、北海道に因んだ食材をふんだんに使った料理がメーンテーブルに用意され、屋台では鮭のちゃんちゃん焼、白老牛ステーキ、北見風塩やきそば、長沼ジンギスカン、すし善の嶋宮勤社長をはじめ寿司職人総出で握り寿司を振る舞うなど本州からの招待客に喜んでもらう趣向が盛りだくさんに用意された。


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