卸売スーパーは24日、札幌市内の北42条店(東区北42条東9丁目)をリフレッシュオープンした。2日間休業して店内の売場レイアウトを変更、青果、鮮魚、精肉の生鮮三品の陳列方法などを変更、「どこにもないような食品スーパーを目指した」(津司耕太郎社長)。「毎日がお得」として低価格をアピールするとともに品揃えの幅も増やして価格だけにこだわらない商品も揃えた。(写真はリフレッシュオープンした卸売スーパー北42条店と鮮魚コーナー)
 
 店内で目に付くのが生鮮三品コーナーの長尺化だ。青果、鮮魚、精肉ともに10mほどの冷ケースの長さがあり、とりわけ鮮魚コーナーは圧巻。魚介類が切り身のほかにまるごと一匹ずつ並べられ、市場の鮮魚店をスーパー内に取り込んだような臨場感を醸し出している。
 
「毎日がお得」として価格を見ると、大根1本78円、白菜1個158円、きゅうり3本95円、トマトMサイズ4個パック150円、ニンジン5本パック78円、長ネギ1束95円などが目を引く。さらに、リフレツシュオープンセールの特別価格には、24日はキャベツ1玉50円、トマト大パック198円など、25日には大根1本50円、すいみつ大玉2個298円などがある。
 
 この店舗は、もともとはカー用品を扱う店舗だったが、卸売スーパーを運営する津司が10年前から食品スーパーを展開している。売場面積は約330坪。
 
 津司の津司社長は、「この店舗は収益店舗。売り上げベースがあるので、リフレッシュによってさらに売り上げアップを図る。リフレッシュのコンセプトは、『スーパーじゃないスーパー』。お客様が『こんなスーパーは見たことがない』というものにした」と言う。

 グローサリー商品は低価格品が目に付くが、「これも生鮮品を買っていただくための呼び水のようなもの」(津司社長)
 
 この日は、午前9時の開店前に100人ほどが行列を作った。オ-プン後には続々と買い物客が押し寄せ、店内の入場制限も行った。カートに積めないほどの野菜類や発泡容器に入った魚介類を買い込む客もいて、レジ8台はフル稼働が続いていた。
 
 津司では、この店舗以外の既存店についてもリフレッシュを順次実施していくとしている。


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