コープさっぽろは、札幌市内2店舗、帯広市内1店舗にキッチンスタジオを作り、7月からクッキングスクールを開講する。コープは、消費者に食料品の販売だけでなく北海道の豊富な食材を使った料理法などを紹介、食育にも繋げていく。料理のレパートリーを増やしたい主婦やこのスクールの講師になれるライセンス制度もカリキュラムに組み込み、目的に沿ったコースが選べる。(写真は、右から田嶋佑介オネックスグループ代表取締役、大見英明コープさっぽろ理事長、山口伸矢山口学園理事長代理)
 
 クッキングスクールの企画はオネックスグループ、講師陣は北海道中央調理師専門学校を運営する山口学園がそれぞれ担当する。オネックスグループは、インターネット情報サービスの『マムキャン』と組んだ料理教室を開講するなど実績がある。
 
 また、山口学園は開校38年を迎える調理師学校として3000人の卒業生を輩出、講師陣も充実している。
 
 コープさっぽろは、これら2者と組むことで食品スーパーに併設した料理教室として差別化を図る。
 
 7月24日に札幌市内のソシア店(南区川沿)1階で開講し、年度内にルーシー店(白石区栄通18丁目)、帯広ベルデ店(帯広市)の3ヵ所にも広げる。組合員や一般を対象に月間で延べ500人の受講生を集める考え。
 
 和食や洋食、イタリアン、パン、ケーキなどのほか、酒と肴など気楽にチョイスできる単発教室のほか、山口学園が認定する24回のライセンス取得コースもある。ライセンスを取得するとこの教室の講師を務めることができ、オリジナルなコースを開講することもできる。
 
 受講料は、1回コースで組合員3200円、一般3500円。ライセンス取得コースは組合員7万2000円、一般8万4000円。また、体験レッスンは500円。
 
 キッチンスタジオは、外部から調理の様子が見えるシースルータイプで調理台ごとに複数の講座が同時に行えるようになっている。
 
 今年度は3店舗で開講するが、早期に旭川や釧路、苫小牧、函館などにもキッチンスタジオを作りクッキングスクールを開講したい考え。


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