北海道産小麦ふすまとひじきを使ったコロッケが、糖質を抑えた低コレストロールの健康コロッケとして注目を集めている。フードプロジェ札幌が製造し、フーズアンドブレッドが販売しているもので、4月上旬には札幌三越でもイベント販売された。健康に良いと注目されている小麦ふすまを使ったコロッケは珍しく、糖尿病などが気になってコロッケを控えていた人にも喜ばれそうだ。(写真は、札幌三越でイベント販売されたひじきとふすまのコロッケ)
 
 小麦ふすまは、小麦粒の表皮の部分のことで、小麦粒からふすまと胚芽を取り除いて精製したものが小麦粉。小麦粉の副産物であるふすまは、これまであまり利用されていなかったが、食物繊維や鉄分、カルシウム、マグネシウムなど栄養成分が豊富に含まれており、最近では健康食の素材として注目を集め、食物繊維をたっぷり含んだ健康に良い効果があるふすまパンとして利用が始まっている。
 
 フードプロジェ札幌は、この小麦ふすまをパン粉にしてニセコ男爵芋にひじきを練りこんだ「BRANひじきコロッケ」を考案。BRANは、小麦ふすまのことで北海道産を利用、サクサクのパン粉にして包み上げた。
 
 小麦ふすまの栄養成分とひじきの効能として知られる骨粗鬆症、高脂血症の抑制効果や動脈硬化予防、便秘解消などが含まれている。ヒジキの鉄分は牛乳の550倍、食物繊維はゴボウの5倍など貧血予防にも最適。
 
 この「BRANひじきコロッケ」は、北海道産の小麦ふすまを使ったパンを製造販売しているフーズアンドブレッド西野店(札幌市西区西野7条3丁目5―16、011―665―3110)で販売している。



1人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。