2011年の道内コンビニエンスストア店舗数は、全体で2669店となり前年比2・5%増(65店増)となったことが分かった。新規店舗から閉鎖店舗を引いた純増店舗数は、セイコーマート、ローソンが20店台でセブン―イレブン、ファミリートマートがともに7店、サンクスはマイナイ1店になった。
 
 2011年1~12月までの道内コンビニ全体の売上高は4707億6600万円で前年同期間比6・9%の増加となっている(北海道経済産業局調べ)。09年、10年の売上高の伸びはそれぞれ2・1%、1・5%だったが11年は東日本大震災による消費傾向の変化やコンビニの品揃えなどが見直されて来店客の増加につながり高い伸びを示した。
 
 道経済産業局の調べによる11年のコンビニ総店舗数は、前年同期間比で55店増の2612店となっているが、統計上の違いから業界調べでは若干の誤差がある。
 
 北海道リアルEconomyが入手した資料によると、11年は総店舗数が2669店で、各コンビニの店舗増減と総店舗数は次の通り。
 
セイコーマート
新規出店数 57
店舗閉鎖数 28
純増店舗数 29
総店舗数 1030
 
セブン―イレブン
新規出店数 43
店舗閉鎖数 36
純増店舗数 7
総店舗数 839
 
ローソン
新規出店数 33
店舗閉鎖数 10
純増店舗数 23
総店舗数 559
 
サンクス
新規出店数 3
店舗閉鎖数 4
純増店舗数 マイナス1
総店舗数 190
 
ファミリーマート
新規出店数 8
店舗閉鎖数 1
純増店舗数 7
総店舗数 51
  
 純増店舗数では、セイコーマートとローソンが、それぞれ29、23となり20店舗台となったが、セブン―イレブンは一桁台の7店舗、ファミリーマートも7店舗でサンクスはここ3年間連続して新規出店より閉鎖店舗が多く、総店舗数も09年195、10年191と減少傾向になっている。
 
 セブン―イレブンは、10年には21店舗の純増数だったが、昨年は立地の良い場所への移転を積極化したため一桁台の純増にとどまった。


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