ボジョレーヌーボーの解禁日に合わせて北海道産のヌボーの解禁を祝うパーティーが17日、札幌の京王プラザホテルで開催された。道産ワインのレベルを上げようとコープさっぽろが音頭を取って3年前から催されているもので、今回はワインメーカー6社が今年収穫したブドウで作った北海道ヌボーを揃えた。コープ組合員やワインメーカー、畜産メーカーなど約70人が参加、池田町出身のワインコンサルタント田辺由美氏とともに味わった。コープさっぽろの大見英明理事長は、「来年からはボジョレーヌーボー解禁1週間前からオーストリアで行われている“ホイリゲ”を北海道にも根付かせるため“ホイリゲ北海道”を行う」と宣言した。(写真は北海道ヌボーを祝うパーティーで解禁を宣言する田辺由美氏)
 
 パーティーでは、十勝ワインの赤や余市、富良野ワインの白などが用意され、田辺氏の解説で参加者たちは、ひとつひとつ味を確かめるように試飲していた。
会場には道産のソーセージやハム、サラダも揃えられた。
 
 大見理事長が来年度から実施すると宣言したホイリゲとは、オーストリアで作り酒屋が自家製ワインを売る酒場のことで、ソーセージやハム、サラダなどの料理とともにジョッキ型のグラスでボジョレーヌーボー解禁の1週間前から発酵途中で濁りのある白ワインを楽しむ慣習。
 
「北海道は気候的に白ワインが良く合う。美味しい白ワインと地場の材料を使ったソーセージやハム、サラダを楽しむ“ホイリゲ北海道”で北海道のワイン文化を発信していきたい」(大見理事長)
 
 また、田辺氏も「オーストリアと北海道は共通の食文化がある。来年からボジョレーヌーボーの解禁1週間前から北海道ヌボーをホイリゲ北海道で味わい、収穫の秋を祝う文化を広めて生きたい」と語っていた。


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