札幌市内で食品スーパー「北海市場(ほっかいいちば)」を5店舗展開するモリワキ(本社・札幌市西区)は、「北海市場東店」(東区北9条東6丁目)を9月26日午後6時で閉店する。歩いて通えるスーパーとして近隣の高齢者などに人気があったが、店舗老朽化によって完全閉店を決めた。同社は、10月上旬に「屯田店」(北区)をオープンさせる予定で、戦力を新店舗に振り向ける。IMG_6162(写真は、9月26日に完全閉店する「北海市場東店」。マンション1階に店舗がある)

「北海市場東店」は、住友不動産が1989年3月に竣工させたマンション「北9条シティハウス」(地下1階、地上10階建て)の1階部分に90年3月に入居してオープンさせた店舗。今年で営業開始から29年目になる。

 店舗面積は、100坪強の小さな店舗だが、新鮮な生鮮品や大量陳列された菓子の低価格販売など特徴的な売り場が人気を呼んでいた。近隣には、JR北海道系の食品スーパー「生鮮市場(せいせんいちば)北10条店」があるが、いずれも生鮮品を中心に庶民の台所需要を賄う店舗として共存していた。

 モリワキは、10月上旬に大型ホームセンター「ジョイフルエーケー屯田店」の中に「北海市場屯田店」を開業する予定で、東店閉店に伴う人員などを新店舗に投入する考え。


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