北海道のイオングループ2社(イオン北海道、マックスバリュ北海道)は25日、札幌のご当地WAONカード「創造都市さっぽろWAON」、「SAPPORO雪ミクWAON」の利用金額の一部を寄付金として札幌市に贈呈した。IMG_5139(写真は、寄付金贈呈式。前列右からイオン北海道星野三郎社長、秋元克広市長、マックスバリュ北海道出戸信成社長)

 札幌市とイオングループ2社は、2014年1月に「さっぽろまちづくりパートナー協定」を締結、その一環として14年3月に文化芸術振興を応援する「創造都市さっぽろWAON」を、17年2月には観光振興を応援する「SAPPORO雪ミクWAON」をそれぞれ発行した。これらご当地WAONをイオングループ各店やWAON加盟店で使うと利用金額の一部が札幌市に寄付される仕組み。

「創造都市さっぽろWAON」の17年度(イオングループ決算期の17年3月1日~18年2月28日)の寄付金総額は466万3799円(イオン北海道291万2004円、マックスバリュ北海道159万586円)で今回が4回目。PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)開催費用や、市内全小学6年生を札幌コンサートホールに招待するイベントの一部に活用される。

「SAPPORO雪ミクWAON」の贈呈は初めてで、17年度寄付金総額は122万3187円(イオン北海道98万4694円、マックスバリュ北海道23万8493円)。さっぽろ雪まつりなどに活用される。

 この日、市役所10階会議室で贈呈式が行われ、イオン北海道(本社・札幌市白石区)の星野三郎社長、マックスバリュ北海道(同・同市中央区)の出戸信成社長が秋元克広市長に目録を贈呈、市長は感謝状を贈呈した。

 また、「創造都市さっぽろWAON」の新デザインも発表された。札幌市立大学デザイン学部の学生から募った全33作品を学内選考で9作品に絞り込み、イオングループ1800人と秋元市長の投票により、最優秀賞の森瑞紀さんのイラストを表面に採用することになった。裏面には優秀賞の荒谷祐衣さん、石井桃子さん、喜多音葉さんのイラストを採用した。

「創造都市さっぽろWAON」は、イオングループのご当地WAON約130種類の中で利用金額は6位。年間6000枚が発行されており、新デザインで同2万枚の発行を期待している。なお、18年6月末現在の累計発行枚数は「創造都市さっぽろWAON」が7万7190枚、「SAPPORO雪ミクWAON」は5万4110枚。


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