アインホールディングス(HD、本社・札幌市白石区)は、コスメとドラッグストアのセレクトショップ「アインズ&トルペ」を今年10月までに首都圏で3店舗を新規出店する。「アインズ&トルペ」の物販事業は2018年4月期で完全黒字化、出店攻勢をかけて物販事業で22年4月期に売上高500億円を目指す。IMG_8015(写真は、札幌市中央区のアインズ&トルペ「ル・トロワ店」)

「アインズ&トルペ」は道内や東北、首都圏、東海、関西に現在48店舗を展開している。18年4月期は売上高241億1700万円で営業利益は6億800万円。前期は9億5900万円の営業赤字だったことから15億6700万円の改善効果があった。

 この勢いを19年4月期も持続させるため首都圏に3店舗を出店する。8月に池袋サンシャインシティへの専用地下道に直結したショッピングセンターに入居しているゼビオ店舗の一部を借りて「池袋2号店」を、9月には錦糸町駅北口にある複合商業施設オリナス錦糸町のスギ薬局跡に「錦糸町2号店」を、10月には渋谷の公園通り沿いのビルに2フロアの「渋谷2号店」を出店する。

「池袋2号店」は、売り場面積約242・1坪(約798・93㎡)で年商15億円、「錦糸町2号店」は同88・6坪(約292・38㎡)で同7億円、「渋谷2号店」は同140・7坪(約464・31㎡)で同15億円をそれぞれ計画している。これらの出店によって19年4月期は店舗数55店舗、売上高270億円、営業利益10億円を計画している。

 22年4月期には店舗数100店舗、売上高500億円、営業利益35億円を目指す。大谷喜一社長は、「19年4月期で営業利益率3・7%を確保して22年4月期には同7%にする。これは絶対に行くと思う。物販事業で500億円達成は1年前倒ししたい」と話している。



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