マックスバリュ北海道は24日、札幌市白石区本通2丁目に激安価格の食品スーパー「ザ・ビッグ エクスプレス白石中央店」をオープンした。「札幌フードセンター」を業態変更したもので、「ザ・ビッグ」の8店目。これまでの来店客数を倍増以上にさせたい考え。近隣には、ラルズの「ビッグハウス白石店」がある。(写真はオープンしたザ・ビッグ エクスプレス白石中央店と賑わいを見せる店内)

 

24日のオープン日限定で、きゅうり1本15円、国内産若どりもも肉100g当たり65円、めばちまぐろ100g当たり95円などの低価格の生鮮商品が目を引く。

 

小雨の中、午前9時の開店を待ちかねた買い物客がオープンと同時に押し寄せ店内は賑わいを見せていた。

 

この店舗はオープン21年目。国道12号線に面しており開店当初は、近隣に食品スーパーがなかったため好調な売り上げを確保していたが、5年ほど前にビッグハウスが近くにオープン。周辺環境も変わってきたために売り上げが伸び悩んでいた。

 

「ザ・ビッグ」は、激安価格で提供する業態で、売場面積が比較的小さい店舗を「エクスプレス」と命名している。

 

白石中央店はテナントを含め店舗面積が約1300㎡で、直営部分は約1220㎡とこれまで展開しているエクスプレス3店舗の中で最も小さい。

 

水島啓店長は、「この店舗は、都市型店舗で徒歩や自転車でのお客様が多い。安い価格で毎日提供することで今までは1日当たり2000人弱だった来店客数を平日で3000人、土日には4~5000人に増やしたい」と語った。

 

同一商圏内にはラルズのビッグハウス白石店があるが、奇しくも24日から同店は創業50周年祭セールを始めた。低価格を全面に打ち出した集客競争は一段と激しくなりそうだ。

 

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