経済産業省北海道経済産業局は、2017年11月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売動向」、「北海道専門量販店販売動向」をまとめた。20171128_132943(写真は、11月29日にオープンしたコメリパワー岩見沢店)

 11月の道内百貨店・スーパー合計販売額は、795億2300万円で、全店ベースでは前年同月比1・4%増と3ヵ月ぶりに前年を上回った。既存店ベースでも2ヵ月ぶりに前年を上回った。

 百貨店販売額は、170億5000万円で全店ベースでは同3・5%増と2ヵ月連続で前年を上回った。衣料品、身の回り品、飲食料品、その他の全部門で前年を上回っている。既存店ベースでも同3・5%増となり11ヵ月連続で前年を上回った。
 スーパー販売額は、624億7300万円で全店ベースでは同0・8%増と2ヵ月ぶりに前年を上回った。衣料品などは前年を下回ったが飲食料品、身の回り品は前年を上回った。なお、既存店ベースでは主力の飲食料品も同0・4%減で全部門合計は同0・9%減、3ヵ月連続で前年を下回った。
 
 地域別販売動向を見ると、札幌市の百貨店・スーパー販売額は428億2000万円(百貨店141億600万円、スーパー287億1400万円)で、全店ベースでは同2・2%増(百貨店同5%増、スーパー同0・8%増)と前年を上回った。既存店ベースは同0・6%増(百貨店同5%増、スーパー同1・5%減)でスーパーは前年割れしたが百貨店が堅調で合計額では前年を上回った。
 
 札幌市以外の地域では、百貨店・スーパー販売額が367億200万円(百貨店29億4400万円、スーパー337億5800万円)で、全店ベースでは同0・5%増(百貨店同3・4%減、スーパー同0・9%増)と前年を上回った。既存店ベースでは同0・7%減(百貨店同3・4%減、スーパー同0・4%減)と前年を下回った。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/index2911.htm
 
 11月の道内コンビニエンスストア販売額及びサービス売上高の合計は、453億3700万円で、前年同月比2・2%増になった。10月の同0・1%減から増加に転じた。総店舗数は、2973店で前年11月に比べて63店舗増加した。店舗数の伸び率は2・2%増。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2911.htm
 
 11月の家電大型専門店販売額は、114億4700万円で前年同月比5・9%増、ドラッグストア販売額は、210億600万円で同5・2%増、ホームセンター販売額は、110億5300万円で同0・6%減になった。総店舗数は、家電大型専門店が前年11月比1店舗増の90店舗、ドラッグストアは同29店舗増の676店舗、ホームセンターは同10店舗増の205店舗になった。専門量販店は、ドラッグストアの好調が継続、ホームセンターは店舗増にもかかわらず全店ベース販売額は減少、店舗の過剰感が出始めている。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2911.htm


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