東証ジャスダック上場の食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)が4日発表した2017年12月度売上高前年比は、全店ベースが103・3%、既存店ベース101・1%になり前年を超えた。20171221_115959(写真は、恵庭市のダイイチ恵み野店)

 食品スーパー各社は、昨年半ばころから青果の相場安、水産の不振が響いて売り上げの伸び率が鈍化傾向。働き方改革によって各家庭の収入も伸びが減り、買い物頻度を減らす家庭も増えている。

 そうした環境の中、ダイイチの12月度売り上げは、旭川市内の新店「豊岡店」と既存店「東光店」の増床がフルに貢献、全店ベースで前年同月比103・4%、既存店ベースで同101・1%になった。ただ、前年同月をクリアしたものの、伸び率は低い。「東光店」の増床効果は限定的で今後の販促戦略に課題を残した。

 部門別の売上高前年比は次の通り。
■青果 100・7%
■水産 103・3%
■畜産 106・0%
■惣菜 103・5%
■デイリー 104・0%
■一般食品 104・3%
■日用雑貨 100・1%
■その他 89・3%
 客数は、前年同月比103・1%、客単価は100・1%だった。
 



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