北海道経済産業局は、9月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売動向」、「北海道専門量販店販売動向」をまとめた。20171019_123532(写真は、札幌三越)

 百貨店・スーパーの合計販売額は734億3000万円で、全店ベースでは前年同月比1・1%減と4ヵ月ぶりに前年を下回った。しかし、既存店ベースでは同0・4%増と9ヵ月連続で前年を上回っている。
 百貨店販売額は、152億9500万円で、全店ベースは旭川西武閉店の影響で同8・9%減、12ヵ月連続の前年割れになったが、既存店ベースでみると衣料品は同2・5%増、身の回り品も同7・6%増となり9ヵ月連続で前年を上回る同3・9%増になった。

 スーパーの販売額は、581億3500万円で全店ベースは同1・1%増と13ヵ月連続で前年を上回った。既存店ベースは同0・5%減で7ヵ月ぶりに前年を下回っている。

 地域別販売動向では、札幌市の百貨店・スーパー販売額が392億6500万円(百貨店126億2000万円、スーパー266億4500万円)で、全店ベースでは同2・9%増(百貨店同5・5%増、スーパー同1・7%増)になった。既存店ベースでは1・1%増(百貨店5・5%増、スーパー0・9%減)。

 札幌市以外の地域での百貨店・スーパー販売額は、341億6500万円(百貨店26億7500万円、スーパー314億8900万円)で、全店ベースは同5・4%減(百貨店同44・6%減、スーパー同0・6%増)になった。既存店ベースでは同0・3%減(百貨店同2・9%減、スーパー同0・1%増)。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/index2909.htm

 コンビニエンスストア販売額及びサービスの全店ベース売上高は、474億3300万円で前年同月比0・8%増になった。8月のマイナスから水面上に浮上したが、伸び率は0%台と今年に入って最低の伸び率にとどまった。店舗数は、前年同月より57店舗増えて2965店舗(同2%増)。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2909.htm

 専門量販店では、家電大型専門店の全店ベース販売額が107億1400万円で前年同月比1・9%減、2ヵ月連続の前年割れとなった。ドラッグストアの全店ベース販売額は、211億6300万円で同5・7%増となり。2015年4月の消費増税反動減以来、29ヵ月連続で前年を超えた。ホームセンターの全店ベース販売額は、97億8800万円で同1・4%減、こちらは4ヵ月ぶりに再び前年を割り込んだ。

 総店舗数は、家電大型専門店が前年同月と同じ89店舗、ドラッグストアは前年同月より30店舗(4・7%増)多い669店舗、ホームセンターは前年同月より9店舗(4・6%増)多い204店舗になっている。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2909.htm


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