マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)の2017年3~8月決算は、売上高の増加に伴い粗利も伸びたが、人件費増加や新店・既存店投資に伴う販管費(販売費及び一般管理費)の増加で増収減益になった。純利益段階では、店舗の減損損失と店舗閉鎖損失の引当金繰入など特別損失の増加で2億2400万円の赤字になった。IMG_6520 (2)(写真は、7月28日にオープンしたマックスバリュ北40条店)

 7月に札幌市内で4年ぶりの新店「マックスバリュ北40条店」(東区)を最新フラッグシップ店舗としてオープンさせ、既存店改装も8店舗に及んだ。売上高は前年同期間比1・3%増の623億4200万円になった。客数は同97・9%、客単価は同103・4%。
 
 既存店売上高は同102・6%で、消費増税の駆け込み需要の反動減が出た15年3月を除けば10年9月より6年11ヵ月にわたり、前年を上回る結果になった。

 増収によって粗利も127億3300万円(粗利率20・9%)から131億3800万円(同21・3%)に増加したが、将来を見越した新入社員の採用増、人件費の増加、新店・既存店改装投資の増加、さらに現金決済でポイントが貯まる「WAON POINTカード」関連費用の増加で販管費が138億7600万円と前年同期間より約5億円増加。その結果、営業利益は同39・1%減の1億4100万円、経常利益も同35・2%減の1億5200万円になった。

 2018年2月期は、下期に予定されている新店2店舗の売り上げも計上され、売上高は前期比3・9%増の1280億円、営業利益は同1・0%増の13億円、純利益は同11・5%増の4億5000万円を計画している。 


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