札幌市清田区清田と真栄までの羊ヶ丘通沿いに建設中の複合商業施設「アクロスプラザ清田」がオープンまで秒読み段階を迎えている。既に店舗外観も整っており羊ヶ丘通側には店舗名を示すポールサインも設置された。11月のオープンに向け慌ただしく最終作業が進む。IMG_7576 (2)(写真は、アクロスプラザ清田内の「メガネのプリンス」、「プロノ」、「タイヤワールド館ベスト」店舗)

 羊ヶ丘通の清田地区は、以前は雪堆積場として利用されていた市街化調整区域。しかし、周辺が市街地として形成されてきたため札幌市は調整区域内でも商業施設などが建設できる地区計画を2011年に決定。
 
 これを受けて羊ヶ丘通沿いは商業立地が加速した。建設の口火を切ったのは、「ダイイチ清田店」と「ツルハ清田店」。2013年11月に2店舗がオープンすると翌月には家電量販店「100満ボルト清田店」、大型ホームセンターの「スーパービバホーム清田羊ヶ通店」がオープン、隣接して「マクドナルド羊ヶ丘通清田店」も営業を開始した。さらに店舗の集積は続く。14年9月にジープが日本最大級のショールームを備えた「ジープ札幌清田」を開店、15年9月にタイヤ・ホイール専門店の「フジ札幌清田店」、16年10月に「ユニクロ札幌清田店」と「GU札幌清田店」の一体型店舗がオープンしている。この敷地内には回転寿司「スシロー札幌清田店」もできた。

 そして11月にオープンするのが、複合商業施設「アクロスプラザ清田」。店舗を設置するのは大和情報サービス(本社・東京都千代田区)で、集積する店舗は「タイヤワールド館ベスト」、作業着・作業用品の「プロノ」、「メガネのプリンス」、飲食の「やよい軒」が集積する。さらにJXTGエネルギー(本社・東京都千代田区)もエネオスのガソリンスタンドを併設する。

「アクロスプラザ清田」のオープンで清田と真栄間約1・5㎞の羊ヶ丘通沿いにはほぼ空き地がなくなる。5年ほど前と打って変わって商業店舗が立ち並ぶ回廊に変貌することになる。
IMG_7574(写真は、アクロスプラザ清田の店舗名を知らせるポールサイン)


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