食品ボランタリーチェン本部の全日本食品(本社・東京都足立区)は、札幌市手稲区富丘2条2丁目に直営の小型食品スーパー「シティマーケット手稲富丘店」を9月下旬にオープンさせる。また、同時期に夕張郡由仁町三川錦町にも「シティマーケット三川店」を出店する。IMG_7549(写真は、オープン準備が進むシティマーケット手稲富丘店)

 全日食の「シティマーケット」は、半径300mを商圏にした「歩いて通える小型食品スーパー」がコンセプト。現在は札幌市内3店舗のほか北見市や勇払郡安平町早来、斜里郡清里町に出店している。
 9月下旬にオープンする「手稲富丘店」は、空き物件を利用した居抜き出店で店舗面積は約250坪。100円ショップ、ワッツ(本社・大阪市中央区)もテナント出店する。
 
 また同時期にオープンする「三川店」は4月に閉店した「龍方ストア」への居抜き出店。同ストアは全日食から商品供給を受けるチェーン加盟店だったが業績悪化で閉店。全日食が店舗を借りて直営で「シティマーケット」を運営する。店舗面積は約90坪。
 グローサリー商品や生鮮食品、惣菜類は恵庭市の北海道支社内にあるセンターで製造、仕分けして配送する。店舗では一部揚げ物などをインストア生産する。
 「手稲富丘店」は、国道5号線の札幌方向車線沿いに位置するが、富丘地区の国道5号線沿いでは食品スーパーが成り立たないとされている。このジンクスを覆せるかどうか、食品スーパー業界は注目している。



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