産直（本社・札幌市厚別区）が運営する「生鮮市場北野店」（札幌市清田区北野３条１丁目）が24日午前10時にオープンした。オープン前には３００人近くが並び、駐車場に入るクルマの列が北野通沿いに長く続いた。鮮度と価格の「生鮮市場」は中間層を根強く引き付けていることを裏付けるオープンだった。
（写真は、24日にオープンした生鮮市場北野店の外観と店内）
「生鮮市場北野店」は、サッポロドラッグストアー（本社・札幌市北区）の「サツドラ北野３条店」とのコンビネーション出店。生鮮市場が先行してオープンしサツドラは９月上旬に開店する。同じ敷地内には整骨院「きたのケア整骨院」のほかデンタルクリニック、美容室なども店舗を構える。
「生鮮市場北野店」の店舗面積は約２９２坪。産直が自前で新規店舗をオープンさせるのは珍しい。青果や果物の陳列法は従来通り。商品のスキャンは従業員が行い、支払いのみを買い物客がする支払いセルフレジは６台導入、通常のレジも置いて合計10台が稼働している。
新店舗の近くにはラルズ（本社・札幌市中央区）が展開する「ラルズストア北野店」（北野３条２丁目）があるが、22日からリニューアルのため一時休業しており、９月１日朝９時に「スーパーアークス北野店」に生まれ変わって対抗する。ガリバーラルズと小兵の産直が激突する北野スーパー戦争が始まる。なお、産直の展開する生鮮市場はこれで７店舗になった。
