北海道が公募型プロポーザルで売却を進めていた道立産業共進会場の一部、約1万3400坪を取得することになった大和リース(大阪市中央区)は11日、跡地利用の内容を明らかにした。スーパーマーケットやフィットネスクラブ、クリニックモールなど複合商業施設とする計画で、今後本契約を経て2019年夏のオープンを目指す。SnapShot(30)(写真は、道立産業共進会場跡地)

 大和リースが提案したコンセプトは、『緑豊かな周辺環境との調和を保ち、地域住民の交流の場となる公園機能を兼ね備えた人・まち・緑がつながる憩いの空間』づくり。1万3400坪を健康増進ゾーン、生活利便施設ゾーン、子育て支援、チャレンジ支援ゾーンに分け、芝生広場、駐車場ゾーンを設ける。施設は9棟を予定し延床面積は約4400坪。駐車場の収容台数は400台。

 大和リースが取得するのは、道立産業共進会場跡地の3分の1にあたり変形三角形の形状。残り3分の2は札幌市が優先取得する予定で、市は北海道日本ハムファイターズの新球場建設用地として提案している。

 今後、大和リースと日ハムが新球場づくりで協力関係を結べば、面積が足りないとされる問題を乗り越えることが出来そう。また、共進会場跡地に隣接して「スーパースポーツゼビオドーム札幌月寒店」を出店しているゼビオ(本社・福島県郡山市)の動向も今後ポイントになりそうだ。


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