サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市北区)は、前スターバックスコーヒージャパンCEO(代表取締役兼最高経営責任者)の関根純氏(70)を社外取締役に招聘する人事を固めた。8月9日の株主総会で正式決定する。IMG_2706(写真は、関根純氏=2016年3月17日、京王プラザホテル札幌で開催された一への会主催の北海道ニューフロンティアセミナーでの講演)

 関根氏は、1947年6月生まれ、東京都出身。早大商学部卒、伊勢丹(現三越伊勢丹HD)入社。2002年に常務執行役員営業本部長、05年に丸井今井専務執行役員に就任。その後、丸井今井は民事再生法を申請、09年三越伊勢丹HDの連結子会社、札幌丸井今井になり、関根氏は社長に就任した。

 札幌丸井今井と札幌三越が合併して札幌丸井三越が誕生した11年5月に退任し、同年6月から16年6月まで5年間、スターバックスコーヒージャパンのCEOを務めた。丸井今井時代を通じて関根氏は道内経営者との交流が深い。サツドラHDは、関根氏を社外取締役に招聘することについて「経営者として豊富な経験と見識を持っているため」(広報)としている。

 なお、元北海道銀行取締役で北海道リース社長を務めた後、02年6月からサッポロドラッグストアー(現サツドラHD)の社外監査役、13年5月から社外取締役を務めた辻正一氏(81)は8月9日の株主総会で退任する。


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