昨年は約30万食を完売、2017年はさらに10万食上乗せしての40万食完売へ――。セコマ(本社・札幌市中央区)が土用の丑の日に販売している『道産さんまの蒲焼き重』。毎年10万食ずつ伸びており、『うなぎからさんまへ』の食文化が北海道から着々と発信されている。2016さんま蒲焼重3(写真は、セコマの道産さんま蒲焼き重。セコマ提供)

 うなぎの高値で土用の丑の日の定番になっている『うなぎの蒲焼き』が庶民の手に届きにくくなっていることから、セコマは12年に北海道の最東端、根室市花咲港で水揚げされた道産さんまを使った『さんまの蒲焼き』を始めた。

 セコマが展開している道内外のセイコーマート店舗の店内調理「HOT CHEF」のメニューとして一の丑、二の丑に合わせて販売したところ、初年度は7万食を超えた。

「これは行ける」と確信したセコマは、翌年から大々的キャンペーンを実施。昨年はついに30万食の大台に乗せた。今年はさらに10万食を増やし40万食台を目指す。

 予約受付は6月19日から始め、一の丑(今年は7月25日)向けは7月20日(木)まで、二の丑(8月6日)向けは8月1日(火)まで受け付ける。予約なしでも店頭で7月11日から8月中は購入できる。価格は税込490円。セコマは、北海道発の新しい食文化として「土用の丑の日はさんま蒲焼き重」を普及させていく考えだ。


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