サツドラホールディングス(HD、札幌市北区)は、IT関連企業2社を連結子会社化した。AIやIoT、フィンテック、ブロックチェーンなどITを活用して既存事業の高度化と新事業創出を狙う。サツドラHDの富山浩樹社長はIT関連2社の代表権のある会長に就任する。IMG_4280(写真は、サツドラHD本社)

 サツドラHDが連結子会社化した1社は、AIソリューション開発事業やAI導入コンサルティング事業を行っているエーアイ・トウキョウ・ラボ(本社・東京都千代田区)。発行済み株式の取得と第三者割当増資を引き受けて51%を出資した。

 エーアイ・トウキョウ・ラボは2016年6月に設立され、共同創業者の1人は同社シニアアドバイザーを務める北海道大学大学院の川村秀憲教授(サッポロ・エーアイ・ラボのラボ長)。サツドラHDの子会社化によって北海道のAI人材を積極採用、産学官連携を推進して開発スピードを加速する。

 もう1社は、POSアプリケーション開発の4U Applicationsと合弁で設立したGRIT WORKS。サツドラHDは4U社のPOSクラウドサービスを導入しており、POS基幹業務のシステム開発事業を手掛けるため、サツドラHDが66%、4U社が34%出資してGRIT WORKSを設立した。本社をサツドラHD本社ビル内に置く。
 サツドラHDは、AI、IoT、フィンテック、ブロックチェーンなどの最新テクノロジーを開発する企業を集めたオープンイノベーションラボの創設を検討しており、その一環として2社を子会社化した。



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