マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は1日、北広島市と「災害時における支援協力に関する協定」を締結した。北広島市には同社の店舗が1店舗あるほかイオングループの物流センターがあることから、災害時に市民生活に必要な物資の供給で協力することにした。IMG_4885 (2)(写真は、協定書を取り交わした上野正三市長=右から2人目とマックスバリュ北海道の出戸信成社長=右から3人目)

 1日、北広島市役所で上野正三市長とマックスバリュ北海道の出戸信成社長が出席して協定を取り交わした。この協定は、地震や風水害、その他の災害が発生したり、発生するおそれがある場合、市民生活に必要な食料品や飲料水、日用品など応急生活物資の供給を円滑に行うことを目的にしている。また、「マックスバリュ北広島店」(美沢4丁目)の駐車場を一時避難場所として提供することも盛り込んだ。
 
 北広島市は、千歳川の治水工事などが十分に進んでいなかった1980年代前半まで2年おきに水害に見舞われ、「開拓以来、水害との戦いの土地」(上野市長)だった。3年前にも大雨で30数年ぶりに特別警報を発し900人に避難勧告が出た。

 協定締結について、上野市長は「大変心強い。連携を密にして災害に迅速に対応したい」と話した。出戸社長は「協定が市民の応急支援に役立つように市と情報共有したい」と語った。同社は、店舗のある自治体と同様の協定を締結しており、今回の協定は芦別市、赤平市、滝川市、旭川市、函館市、登別市、苫小牧市に次ぐ8自治体目。
「マックスバリュ北広島店」は、2006年7月26日にオープン。昨年4月にリニューアルし、直近の売り上げは前年比106%の伸びとなっている。


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