全国でホームセンターを展開しているコメリ(本社・新潟市南区)が建設を進めている「コメリパワー旭川宮前店」(旭川市宮前1条3丁目6番地)が、7月にオープンする見通しだ。北海道第2の都市を舞台に地元の雄、DCMホーマック(本社・札幌市厚別区)との真正面対決が始まる。コメリ①(写真は、建設が進むコメリパワー旭川宮前店)

「コメリパワー旭川宮前店」は、当初2016年10月の開業を予定していたが9ヵ月遅れて今年7月にオープンする。本館、資材館、園芸館の3館から成り店舗面積の合計は約3000坪。駐車場の収容台数は272台。

 コメリの北海道展開は、M&Aをした旧ヤマキ(秋田県能代市)の2店舗のみだったが、14年12月にオープンした大型店「コメリパワー苫小牧東店」を皮切りに本格進出。現在は、道内14店舗で、そのうちパワー業態は4店舗。
 パワー店があるのは、苫小牧市(2店舗)のほか砂川市と帯広市(各1店舗)。今回、旭川市への出店で北海道攻勢に弾みをつけ、「コメリ」ブランドの拡大浸透を目指す。
 
 旭川市内では、DCMホーマックが6店舗を展開しており、ホームセンター業態ではほぼ同社の独占状態だった。コメリの旭川進出が決まってから同社は新たに「DCMホーマック永山2条店」(永山2条6丁目)の出店を決めており、年内にもオープンさせる計画。コメリ新店舗の初動段階から勢いを削いでいく考えだ。


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