北海道で「サンクス」の「ファミリーマート」転換が加速している。昨年9月1日に経営統合して発足したユニー・ファミリーマートホールディングス(HD、本社・東京都豊島区)が、コンビニブランドをファミリーマートに統一しているためで、道内ではファミリーマートの3倍の店舗数があるサンクスのブランド転換によってファミリーマートの店舗が急速に増えている。DSCN6352(写真は、1月27日にサンクスからファミリーマートに転換オープンする「札幌南4条西3丁目店」)

 昨年9月1日に発足したユニー・ファミリーマートHDは、コンビニ事業のブランドをファミリーマートに一本化するため、ユニーグループ・ホールディングス傘下だったサークルKサンクスが展開していたサンクス、サークルKのブランド転換を進めている。北海道では、昨年9月16日に「札幌宮の森3条店」がサンクスからファミリーマートに転換したのが第1号で、その後は11月末までファミリーマートの新規店舗のオープンが続き、サンクス転換が進んでいなかった。

 12月は、新店2店舗に対してサンクス転換は10店舗に及んだ。2017年に入ってから1月24日現在で新店3店舗に対し、サンクス転換は5店舗、さらに27日に「札幌南4条西3丁目店」、「定山渓店」の転換が予定されている。

 2月は分かっているだけで新店が、7日オープンの「札幌麻生町5丁目店」、サンクス転換は1日が「北海道大学前店」、「札幌北1条西7丁目店」、2日が「札幌中央市場前店」、3日が「札幌豊平6条店」、9日は「札幌宮の森中央店」と「五稜郭公園電停前店」(函館市)の6店舗に及ぶ。

 道内のサンクスは06年11月末で181店舗、ファミリーマートは61店舗だったが、12月、1月の2ヵ月間で18店舗のサンクスがファミリーマートに転換している。これまで道内60数店舗であまり目立たなかったファミリーマートの看板が、サンクス転換の加速によって今後急速に市民、道民の目に飛び込んでくるようになる。1ヵ月平均10店舗ペースで転換が進めば、1年半後にはサンクス店舗がゼロになる。


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