マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は、10日午後6時半から札幌市東区の栄42条会館で同区内に新設する仮称「マックスバリュ北40条東1丁目店」の住民説明会を開いた。大規模小売店舗立地法に基づく説明会で近隣住民10人が出席、店舗概要を聞いた。参加住民からは除排雪に関わる質問などがあった。IMG_0701(写真は、「マックスバリュ北40条東1丁目店」の建設地)

 仮称「マックスバリュ北40条東1丁目店」は、約2593坪の敷地を利用して店舗面積約666坪の平屋の建屋を建設する。土地は20年間の定期借地権を設定して利用。店舗規模は、一昨年7月に新設した「マックスバリュ沼ノ端店」(苫小牧市)と同規模。営業時間は、最大で午前7時から午後9時45分。工事開始は2月20日ころでオープン予定日は7月20日。設計監理はアラシキ建築設計事務所(札幌市中央区)。

 店舗は幌北通(旧石狩街道)に面しており、駐車場収容台数は80台。大店立地法では73台以上が義務付けられているが、それ以上の台数を確保する。冬季の雪堆積用や従業員用として79台分も同じ敷地内に確保しているため、混雑時には最大159台分を用意できるとしている。

 大店立地法手続きの代行をしたコムリサーチ(札幌市手稲区)が、交通量調査や騒音調査の結果を報告。食品スーパーが最も混雑する日曜日午前や夕方のピーク時で1時間当たり104台が来場すると想定、その際も幌北通と丘珠空港線の交差点の飽和度は0・51で渋滞は起きないとした。騒音調査では、用途地域の近隣商業地域、第一種住居専用地域の環境基準以下であることが報告された。

 説明会に出席した住民からは、工事期間や除雪体制、夜間の防犯などについて質疑応答があった。説明会の所要時間は50分間。 マックスバリュ北海道では、同様の説明会を15日(日)午後2時から開く。店舗用地は、この地区では数少ないまとまった土地のため、他の食品スーパーも進出を狙っていたという。とりわけコープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、かつて店舗運営していた地域だけに最後までマックスバリュ北海道と争った。


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