ツルハホールディングス(本社・札幌市東区、HD)とサツドラホールディングス(同・同市北区、HD)の10月度(9月16日~10月15日)月次営業速報が出揃った。ツルハHDの既存店売上高は、前年同月比0・9%の微増、サツドラHDの既存店売上高は同4・4%増だった。函館白鳥店IMG_0819(写真は、9月22日にオープンしたサツドラ函館白鳥店=サッポロドラッグストアー提供)

 ツルハHDの全店売上高は、前年同月比17・8%増で新規出店効果などによって二ケタ増を続けている。ただ、既存店は1%未満の微増状態。既存店は5月度に前年を割り込み、その後9月度に1・9%増になったもののそれ以外は10月度も含めて0%台と消費の力強さはない。
 客数は、全店ベースで同16・7%増、既存店ベースは同0・1%減とわずかだが前年を割り込んだ。既存店の客数前年割れは今期(2017年5月期)に入ってから6月度、7月度に続いて3回目。
 
 客単価は、全店ベースが同0・9%増、既存店ベースは同1・0%増。店舗数は、9月29日の「阿寒湖温泉店」を含め全国で新店10店舗、閉店は2店舗で総店舗数は1699店舗(直営店)。
 なお、爆買いの象徴とされるツルハの大阪市中央区の店舗は、既存3店舗が前年10月度に比べて42・3%減で大幅減少が継続している。
 
 サツドラHDの全店売上高は、同9・2%増、既存店売上高は同4・4%増だった。今年7月度まで続いた全店ベースの二ケタ増は、8月度から落ち着きはじめている。新規出店は9月22日の「函館白鳥店」、10月6日の「幕別札内店」、同月15日の「沖縄北谷アメリカンビレッジ店」の3店舗で、閉店は1店舗。総店舗数は184店舗(ドラッグストア174店舗、調剤薬局10店舗)。


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