道内に本社を置く東証1部上場のドラッグストア2社の9月度(8月16日~9月15日)月次営業速報が出揃った。ツルハホールディングス(HD、本社・札幌市東区)は、全店ベースが対前年同月比19・7%増、サツドラホールディングス(HD、同・同市北区)も全店ベースで同9・5%増と好調だった。P1090145(写真は、ツルハすすきの店)

 ツルハHDの既存店売上高は同1・9%増で今年4月以来続いた0%台から5ヵ月ぶりに1%台の伸びに戻した。全店ベースは新規出店ペースが衰えていないため4ヵ月連続で19%台の伸びを確保した。
 客数は、全店が同18・7%増、既存店が同1・5%増。客単価は、全店が同0・9%増、既存店は同0・4%増。客単価は前期(2016年5月期)が全店、既存店とも2~3%増で推移していたが、今期(17年5月期)に入ってからはともに1%台になり9月度は1%を割り込んだ。客単価の低下トレンドが今後も続くかどうかがひとつのポイントと言えそう。
 
 なお、9月度に旭川緑が丘店(旭川市)を含めて全国6店舗を新規出店、閉店は釧路店(釧路市)を含めて全国5店舗。直営の総店舗数は1691店舗。爆買いの象徴とされる大阪市中央区の既存店3店舗は前年同月比31・3%減で落ち込みが大きい。
 
 サツドラHDの全店売上高は、同9・5%増、既存店は同3・2%増になった。8月度は既存店で0・3%の前年割れを余儀なくされたが、9月度は盛り返した。期中の新店、閉店はなかった。総店舗数は182店舗(ドラッグストア171店舗、調剤薬局11店舗)。


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