アークス(本社・札幌市中央区)子会社のラルズ(同・同)は、小樽市の「スーパーチェーンシガ奥沢店」(奥沢2丁目10―13)をリニューアル、「スーパーアークス奥沢店」として10月6日(木)午前9時にオープンさせる。ラルズは、今年2月に丸しめ志賀商店(余市町)のスーパー事業を譲受したが、承継した13店舗で初の大規模改修で、屋号も初の転換になる。IMG_0984(写真は、スーパーチェーンシガ奥沢店=2016年1月15日撮影)

 店舗は、9月29日(木)から休業、7日間で大規模改修を終える。改修によって青果コーナーに「大地の直送便」を設けて近郊野菜の品揃えを図り、水産コーナーの「こだわり おさかな食堂」では焼魚、煮魚などの魚惣菜を販売。インストアベーカリーを設けて、店内で焼き上げたパンやピザを提供する。
 そのほか、ドリンク、カップ麺などの売場では、1個より2個、2個よりケースで買う方が割安になる「まとめ買い」価格で商品を提供する。
 
 店舗面積は、約427坪で改装前と変更はない。駐車台数は80台だが、10月8~10日の期間は臨時駐車場を周辺6ヵ所に設けて90台分を確保する。営業時間は午前9時~午後9時。
 
 ラルズは、今年2月に余市町、小樽市などを中心に「スーパーチェーンシガ」を展開する丸しめ志賀商店の事業を譲受、地盤のなかった後志地区で店舗網を形成した。後志地区本部を設けるなど、再構築を進めており8月末には小型の「スーパーチェーンシガ大川店」(余市町)を閉店した。
 
 アークスは、これまでグループ傘下会社が「スーパーアークス」の屋号を使う場合は①新規店舗②「ビッグハウス」からの転換――の2つのケースのみだったが、道南ラルズ(本社・函館市)が居抜き出店で9月22日にオープンさせた店舗で使用、今回もシガからの転換で使うことになった。今後、「ラルズマート」や唯一残る「フレッティ」の大規模リニューアル時にも屋号転換が進みそうだ。


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