イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、9月1日から渡島・檜山全域でネットスーパー事業を始める。これにより、同社は離島を除く道内全域に即日配達できるネットスーパー体制を築くことになる。IMG_4642(写真は、ダイエー時代の上磯店。現在はイオンの店舗サインが掲げられている)

 同社は、2008年12月からネットスーパーのサービスを開始。現在、配送拠点はイオンの旭川西店、札幌麻生店、北見店、札幌琴似店、新さっぽろ店、帯広店、釧路昭和店、千歳店など9ヵ所で、そこから道内各地に配達している。
 
 昨年9月のダイエー承継に伴い、ダイエーのネットスーパー事業も加わったほか、イオンの電子マネーWAONでの決済、イオンの恒例企画「お客様感謝デー」でWAON、イオンカード支払いが5%引きになるなどリアル店舗との使い勝手の違いをなくしたことなどによって昨年度よりも3%程度の成長を実現している。
 
 9月1日から上磯店(北斗市七重浜)を配送拠点にネットスーパー事業を開始することによって、黒松内町、寿都町以南の渡島、檜山全域をカバー。既存地域と合わせると離島を除く全道全域でネットスーパーによる即日配達が可能になった。
 
 上磯店では、食料品や日用雑貨、医薬品など約1万8000品目を取り扱うほか、地域密着商品として「日乃出食品のやっこさん豆腐」、「函館牛乳」、「いなみのかまぼこ」なども扱う。

 また、ネットスーパー「ネット楽宅便」のホームページをスマートフォン対応にして使いやすさを改善する。
 上磯店の配送範囲は、黒松内町、寿都町以南から渡島、檜山全員の約23万世帯。配送料は4000円以上(税込)無料、4000円以下(同)は324円(同)。



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