DCMホーマック(本社・札幌市厚別区)の完全子会社で小商圏対応のホームコンビニを展開しているホーマックニコット(同・同)は、9月下旬に「三笠店」をオープンさせる。今年に入って道内5店舗目になる。IMG_6975(写真は、建設が進むホーマックニコット三笠店)

「ホーマックニコット三笠店」は、三笠市役所や三笠総合病院などが集まる中心部の道道116号線沿いに建設中。7月から建設工事に入っており、完成は9月中旬になる見込み。施工は内池建設(本社・室蘭市)。
 
 ホーマックニコットは、小型ホームセンターの「ツルヤ」が前身。ツルヤは、1949年創業で2006年1月にホームセンター道内最大手のDCMホーマックが株式を取得、11年1月に完全子会社化した。
 人口減少、高齢化、店舗減少など普段の買い物に困っている地域に積極的に出店、小商圏でも対応できる食品・生活用品・金物用品などを揃えた300坪フォーマットの「ホームコンビニ」という独自の業態を追求している。
 
 2016年2月期の店舗数は76。新規出店は東北・北海道で12店舗、そのうち道内は5店舗。17年2月期は、東北・北海道で13店舗の出店を計画。道内では5月に「白糠店」(釧路地区)、6月に「十勝池田店」と「中札内店」(いずれも十勝地区)、8月に「北見枝幸店」(道北地区)を出店している。
 
 ホーマックニコットの売上高は、DCMホーマックの持ち株会社、DCMホールディングス(本社・東京都品川区)の決済資料では開示されていないが、ホーマックニコットのホームページでは15年2月期として115億1900万円と記載されている。その期は65店舗を展開していたため、単純計算では1店舗当たり1億7700万円、日販は約48万円程度になる。


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