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 札幌市清田区美しが丘にある空き店舗状態のショッピングセンター(SC)に食品スーパーが居抜き出店する話が浮上している。羊ヶ丘通に面したこのSC跡は、かつてコープさっぽろが店舗を構えていたが、その後閉店し、丸井今井の配送センターとして利用されていた。(写真は、清田区美しが丘のSC跡)


 このSCに近接して「フードD美しが丘食彩館」が展開しているが、仮に食品スーパーが居抜き出店すれば集客競争が激しくなりそうだ。
 清田区の真栄から北広島市大曲に掛けての羊ヶ丘通には、数㌔の範囲で東光ストア、北雄ラッキー、フードD、コストコ、スーパーアークスが連なっている。
 オープンして12年目になるフードDは、今年4月から一時閉店して全面的にリニューアルし、高質化店舗への衣替えをする。「羊ヶ丘通周辺の食品スーパーは、ディスカウント化が進んできたので、高質化店舗にすることで差別化を図りたい」(フードDを展開する豊月の豊岡憲治社長)
 このフードDに近接しているのが、空き状態のSC。1995年に建てられたもので、所有者は北海道空港の関連会社であるセントラルリーシングシステム。
 当初は、コープさっぽろがテナント入居していたが、その後閉店し丸井今井が配送センターとして一部を利用していた。
 このSC跡に出店が噂されているのが卸売りスーパーの津司。
 津司は、JR千歳駅前に北海道空港関連会社、耕人社をフランチャイジーに「卸売りスーパー」をFC展開している。美しが丘の建物所有者も北海道空港関連会社であることから可能性はあるが、「駐車場が少ないから出るつもりはない」(津司耕太郎社長)
 フードDがリニューアルを終えてオープンするのは5月の大型連休前と見られる。一時閉店の時期を狙ってスピード居抜き出店するのかどうか予断を許さない状況だ。
 


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