サッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)と子会社のリージョナルマーケティング(同・同)は7日、北海道と子育て支援の活性化に向けた連携協力協定を締結した。道が妊婦や子育て家庭を支援するため民間企業とタイアップするのは初めて。IMG_2468(写真は、協定書を持つ内海敏江・道保健福祉部少子高齢化対策監=左と富山浩樹・サッポロドラッグストアー社長)

 具体的には、妊婦向けに各市町村が母子健康手帳を交付する際に道が新年度から発行する情報誌『妊婦・子育てハッピーガイド』を合わせて配布。その情報誌にクーポン券が付いており、サツドラ店舗でおむつやミルク、ベビーフードなど子育て関連製品を買うと5%引になる。
 また、国の政策に合わせて新年度以降、各市町村から12歳以下の子どもを持つ子育て家庭向けに配布する『どさんこ・子育て特典カード』を、サツドラ店舗で提示するとこちらも5%引きになる。
 
 サツドラは、これまでも子育て中の母親同士の交流を進めるため店舗スペースを使ったコミュニティイベントを実施、道民カード『エゾカ』を発行運用しているリージョナル社で『エゾママかわら版』を発行するなどして母親のコミュニティづくりを応援してきた。
 道とのタイアップ協定を機に、サツドラが毎月発行している『サツドラマンスリー』やリージョナル社が3ヵ月ごとに発行している『エゾクラブマガジン』で道の子育て支援を紹介、少子化対策にも繋げていく。
 
 この日、道庁6階の保健福祉部1号会議室で内海敏江保健福祉部少子高齢化対策監とサツドラ、リージョナル社の富山浩樹社長が出席して協定書への調印が行われた。内海対策監は、「お互いの資源やノウハウを活用して積極的に子育て支援をしていきたい」と述べ、富山社長は、「私自身も小学生2人の親で社員の平均年齢も33・4歳と子育ては身近。道との協定で一層役に立てるよう努力したい」と話した。


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