サッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)は、8日から始まる中華圏の旧正月「春節」で訪れる外国人観光客に向けて1個5888円の福袋を2000個用意、インバウンド対応店で販売を始めた。春節の前倒しで3日ころから北海道を訪れる中国、台湾の観光客が増えており「日本の福袋文化が浸透し、春節を盛り上げたい」(同社広報)と話している。P1080839(写真は、狸小路5丁目店に用意された5888円福袋)

 サッポロドラッグストアーは、昨年の春節時期、インバウンド向け店舗として千歳レラ店(千歳市)のみで対応。旺盛な消費からインバウンドの需要は続くと見て、昨年から外国人観光客の人気商品を品揃えした免税店を増やし、今年の春節時期までに一気に8店舗にした。
 
 インバウンド対応の旗艦店となっているのが、札幌市中央区の「狸小路5丁目店」。訪れる外国人客は中国からが最も多く台湾からは2番目。しかし、客単価では中国が最も高く、その半分が台湾という状況だそう。
 同社はインバウンド対応8店舗に約70人の中国、台湾出身者を配置して、現地の嗜好や人気に沿った商品の品揃えをしている。今回用意した福袋も、日本人が考える以上に中国人が好む8の数字を3つ揃えた値段設定にして惹きつけることにしたという。
(※2016年2月8日記事一部修正)

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