アークス(本社・札幌市中央区)子会社のラルズ(同・同)は27日、ビッグハウス光星店(同市東区北14条東3丁目)をスーパーアークス光星店に改装オープンした。売場面積を拡大して約430坪とし、売場に入りやすいように動線を変え設備や内外装も一新した。投資額は3億円規模。IMG_0310IMG_0304(写真は、27日に改装オープンしたスーパーアークス光星店の外観と店内)

 同店は、ボウリング場として利用されていた建物で、丸井今井の食品スーパー「マルイストア」の店舗だったがラルズが買い取って1994年12月に「フレッティ」のストアネームで営業を開始。その後、「ビッグハウス」に業態転換していたが、足下の商圏人口も増加しており都心型の立地でもあるため「スーパーアークス」業態に転換することにした。
 
 ボウリング場の名残りは売場へのスロープに残っている程度。改装では、売場への動線確保のためテナントの移動や売場面積拡大のためバックヤードを最小限度の広さとした。果物コーナーには贈答品売場を新設、水産コーナーでは魚類の惣菜や弁当を集めた「こだわり おさかな食堂」を新しく設け、インストアベーカリーは阪食のFC(フランチャイズ)展開も始めた。
 
 猫宮一久常務・営業副本部長兼販売統括部担当は、「この店舗は午前、午後、夜で客層が3回変化する典型的な都心型店舗。客層に合わせて例えば夕方から夜にかけて水産コーナーでは惣菜を増やしたりして什器の尺数を3倍に増やすなど変化対応を迅速にできるようにしている」と話す。
 
 周辺ではマンション建設が進んでおり単身者や子育て世帯も増加、ジャスト・イン・タイムとも呼べそうな時間帯による売場可変型の実験店舗とも位置づける。スーパーアークスへの業態転換により従来の年商18億円から24億円に増やす計画。


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