アークス(本社・札幌市中央区)子会社のラルズ(同・同)は、リニューアル工事中の「ビッグハウス光星店」(札幌市東区北14条東3丁目)を「スーパーアークス光星店」に転換、27日(金)午前9時にオープンさせる。一物三価の大量購入型であるビッグハウス業態から少人数家族や単身世帯に対応したスーパーアークス業態に変えて消費者の志向に沿う品揃えを進める。P1080658(写真は、スーパーアークスの屋外看板やストアネームが取り付けられた光星店)

 ビッグハウス光星店は、ボウリング場だった建物を取得して「フレッティ大丸」の屋号で営業を開始した店舗。その後、90年代後半のラルズ時代に多く買えば買うほど価格が安くなる一物三価の業態、「ビッグハウス」に転換した。
 
 同社は、ビッグハウス業態の路線修正を重ねながら、商圏特性に合わせて一部店舗をスーパーアークス業態に変えてきた。今回、光星店の建て替えによる「スーパーアークス」転換も想定されたようだが、建築コストの上昇や先行きの不透明感から既存店のリニューアルによる効率投資で対応することがベストという判断があったものと思われる。買い物カートも修繕して再利用する方向。13日(金)から一時閉店して売場と外装などを大きくリニューアルしており、2週間後の27日に全面開業する。
 
 同社の現在のスーパーアークス業態は新築店舗3(菊水店、北24条店、月寒東店)、ビッグハウス店舗からの転換3(ノース店、苗穂店、星置店)で光星店はフレッティ→ビッグハウス→スーパーアークスと同社店舗の中で唯一、3業態を経験する店舗になる。なお、小型店のスーパーアークスエクスプレスは、元海商店舗でマックスバリュ北海道も店舗を出したことがある跡への居抜き出店。
※2015年11月20日記事一部修正


6人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。