イオングループ86社の労使が加盟しているイオン社会福祉基金は15日、苫小牧市が運営する「苫小牧市心身障害者福祉センター」に福祉車両1台を贈呈した。同基金は今年9月にも旭川市の福祉施設に福祉車両を寄贈しており、道内では2007年の岩見沢市、08年の名寄市に続き4台目の寄贈になる。IMG_9066(写真は、福祉車両の贈呈式。中央右が岩倉博文市長、中央左がマックスバリュ北海道出戸信成社長)

 イオングループのマックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は今夏、苫小牧市内に新規2店舗を出店、イオン北海道(同・同市白石区)の苫小牧店などを合わせるとイオングループは同市内に8店舗を展開するなど同市との関わりが年々深くなっている。こうした関係から、イオングループの社会貢献活動の一端を担うイオン社会福祉基金から同市の心身障害者福祉センターに福祉車両を寄贈することになったもの。
 
 この日、苫小牧市役所で行われた贈呈式には、マックスバリュ北海道の出戸信成社長など関係者5人が出席、岩倉博文市長や山本俊介福祉部長に福祉車両を引き渡した。
 福祉車両は車椅子用のリフトが付いており車椅子に乗ったまま乗り降りができ、障害者の負担が軽減される。岩倉市長が車椅子に乗りリフトで車内に入るデモンストレーションも行われた。
IMG_9069(写真は、車椅子に乗る岩倉市長)
 
 岩倉市長は、「当市は活気みなぎる福祉のマチづくりを推進しており福祉車両を寄贈していただきとても有難い。福祉サービスの機能強化のために活用させていただく」と挨拶した。
 
 イオン社会福祉基金は、1977年に設立され、現在はイオングループ約400社のうち86社の労使が加盟、毎月労使折半で1人50円ずつ(合計100円)積み立てて運営している。全国の福祉施設に福祉車両の贈呈を始めたのは06年からで今回の苫小牧市への寄贈で57台目になる。


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