東証ジャスダック上場の北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)は9日、3~8月期単独決算を発表した。7月にオープンした小型店2店(岩見沢市と訓子府町)と昨年7月に建て替えした旗艦店の山の手店(札幌市西区)、昨年3月に新規オープンした倶知安店が好調で売上高は前年同期間比1・6%増の216億5300万円になった。営業利益は1億2100万円で前年の損失から黒字化した。DSC_7433(写真は、スーパーハルキ跡に居抜きで出店した小型店のラッキーマート幌向店(岩見沢市))

 商品別売上高は、生鮮食品が87億5600万円で前年同期間比105%、一般食料品は95億8000万円で同100・6%、衣料品は21億8300万円で同95・3%、住居品は8億1700万円で同99・0%だった。既存店売上げは99・5%だが、7月からは前年同月を超えている。客数は99・2%、客単価は100・2%。
 
 売上総利益は前年中間期より5800万円増えて53億7500万円(粗利率24・8%)。販売費及び一般管理費が9400万円減少したため、営業利益は前年中間期の3400万円の損失から1億2100万円の黒字になった。経常利益は5200万円の損失から1億1900万円の黒字、純利益も8200万円の損失から3300万円の黒字になった。売上高経常利益率は0・5%。
 
 長期・短期の借入金は2015年2月期の60億8700万円から61億7300万円に8800万円増えている。ただ、社債は4億3000万円減少した。下期は約5000万円を投じて長沼店(長沼町)の改装を予定している。
 
 2016年2月期通期は、売上高430億円、営業利益3億800万円、経常利益3億1000万円と従来予想を据え置くが、最終損益は繰延税金資産の取り崩しにより法人税等が増え従来予想から3000万円下方修正、1億4000万円にした。通期の売上高経常利益率は0・7%で早期の1%乗せが課題。
 


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