道内基盤のドラッグストア2社が快進撃を続けている。8月度(7月16日~8月15日)売上高も外国人観光客の取り込みと新規出店の相乗効果で全店ベースではツルハホールディングス(HD、本社・札幌市東区)は対前年同月比11・5%増、サッポロドラッグストアー(同・同市北区)は24・1%増と大幅に伸ばした。IMG_6249(写真は、サッポロドラッグストアー狸小路4丁目店)

 ツルハHDの8月度売上高は全店ベースが対前年同月比11・5%増、既存店は同5・2%増だった。客数は、全店が同8・0%増、既存店が同1・6%。既存店の客数伸び率が減少傾向にあるのは気がかり。客単価は、全店が同3・3%増、既存店は同3・5%増。8月度の新店は、道内2店舗を含む12店舗で閉店は3店舗、全国店舗数は1404店舗になっている。
 
 サッポロドラッグストアーの8月度売上高は新店3店を含んだ全店ベースが前年同月比24・1%増で過去最大規模の伸びを記録した。昨年4月度の駆け込み需要の際には全店ベースで23・6%増だったが、それをさらに上回った。既存店も同7・1%増と好調に伸びている。総店舗数は165店舗。
 
 2社ともハイペースでの新店出店を継続しており、道内ではツルハHDとサッポロドラッグストアーの陣取り合戦の様相。「インバウンド需要×新店」の好循環はしばらくは続きそうだ。


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