道内本拠の株式上場食品スーパー(SM)3社の7月度売上高前年比によると、アークス(本社・札幌市中央区)、マックスバリュ北海道(同・同)北雄ラッキー(同・同市手稲区)ともに全店、既存店が前年同月を超え買い物客の順調な消費を裏付けた。DSC_7433(写真は、ラッキーマート幌向店)

 アークスは、全店ベースが前年同月比103・4%、既存店は同101・3%で4月以降、ともに前年を超えている。客数は、全店が同103・3%、既存店が101・1%客数増と売上高の伸びがリンク、客数も全店、既存店とも4月以降4ヵ月連続で前年を超えた。客単価は全店が同100・1%、既存店が同100・3%。なお総店舗数は325店舗。
 
 マックスバリュ北海道は、7月24日に苫小牧市に「沼ノ端店」を新規オープン、全店ベースは前年同月比106・3%。既存店ベースは同105・3%だった。「1点単価は前年を割っているものの客単価は前年同月を超えている。食品値上げが進む中で当社は1点単価を下げて買い上げ点数を増やしてもらうようなMD(販売政策)を採用している」(広報)。夏型商品の売れ行きはデコボコがあったが、生鮮食品は前年同月よりも108%近くに伸びている。
 
 北雄ラッキーは7月7日に地方小型店の「シティマートくんねっぷ店」(訓子府町)を新規オープン、また同月30日には都市近郊小型店「ラッキーマート幌向店」(岩見沢市)を居抜き出店、それら2店舗を加えた全店ベースは前年同月比101・4%、既存店は101・6%になった。既存店の伸びが全店の伸びよりも高いのは、昨年7月に建て替えした旗艦店の「山の手店」(札幌市西区)が牽引しているため。生鮮食品は全店ベースで同103・8%だったが、衣料品が苦戦した。
 なお、客数は全店ベースで同99・8%、客単価は全店ベースで同101・6%になった。


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