IMG_8156 4月、5月と2ヵ月連続で前年同月比10%超えの成長を続けてきた食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)は6月に急ブレーキがかかり全店合計では103・5%、既存店は100・1%と微増にとどまった。(写真は、めむろ店)

 今年の6月度は、昨年より日曜日が1回少ない日取り。このため各スーパーともそれほどの伸びは期待していなかったが、昨年4月の消費増税で落ち込んだ反動増が出て、4月、5月は各スーパーとも予想以上の成績だっただけに6月もこの勢いは続くと見られていた。
 
 そんな中、道内に本社を置く上場スーパーで最初に売上高前年比の数字が公表されるダイイチの6月度は急ブレーキがかかった格好。6月16日から25日まで10日間、「めむろ店」(芽室町)を休業してリニューアルしたため売上高の減少は織り込み済み。本来は4月10日に新店オープンした「恵み野店」(恵庭市)がそれをカバーすると見られていたが、「ダイイチ新店の初年度は苦戦する」(業界通)というジンクスの通り、「恵み野店」は「めむろ店」の休業を穴埋めできなかった。
 
 なお、部門別の売上高は次の通り。
■青果 105・6%
■水産 103・1%
■畜産 107・3%
■惣菜 103・0%
■デイリー 104・0%
■一般食品 101・0%
■日用雑貨 103・1%
■その他 101・9%
 6月の客数は、対前年同月比で100・6%、客単価は同102・9%だった。



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