JR旭川駅に直結した「イオンモール旭川駅前」が3月27日(金)午前9時にグランドオープンする。核店舗となる「イオン旭川駅前店」は、食と美と健康を中心とした新しい生活スタイルを提案する道内初のイオンスタイルストアでモール全体では半数にあたる63店舗が旭川初出店となる。イオンモール(写真は、イオンモールやイオン北海道などの会見。2015年2月23日午後、ロワジールホテル旭川で)
 
「イオンモール旭川駅前」は、JR北海道の敷地内に共同で開発した11階建てビルの1~4階。総賃貸面積は約2万8800㎡で駐車台数900台、西松建設が設計・施工した。従業員数はモール全体で約1500人、そのうち核店舗のイオン旭川駅前店は約250人。基本商圏は、10㎞(車で20分圏)、約17万6千世帯、約34万6千人。
 
 1階の食物販ゾーンとフードコートはイオンモールが運営する。カフェ、スイーツ、軽食や惣菜など19店舗の一大食のゾーンを展開、全体の半数以上となる10店舗(北海道初2店舗、旭川初8店舗)が地域初登場。また、丸井今井がプロデュースする「きたキッチン」が札幌市内、新千歳空港に次ぐ3店舗目として出店。フードコートは、10店舗750席以上の座席を配置、道内初出店の彦根発祥近江ちゃんぽん専門店『ちゃんぽん亭総本家』などが入る。
 
 同じく1階のイオン旭川駅前店では、食で約40品目の量り売りバイキング、サラダに最適な素材を集めたサラダワールド、鮮度感のある対面販売コーナーやイオン北海道で初めて自家製漬魚、自家製干物も展開する。加工食品では、健康に配慮した地元手作りの味噌や身体に優しいオーガニック商品を販売する。
 
 美と健康のコーナーは魅せる、癒すの2つのテーマで女性の美を追求。健康改善、健康維持をサポートするヘルスコーナーに調剤薬局も併設するなど美と健康をサポートする総合専門店を展開する。ここでは電子マネーWAONを利用した電子お薬手帳「からだメモリ」を道内初導入する。
 
 2階はレディスファッションとして北海道初上陸の「アングレーム」「ピンクアドベ」などのほか札幌丸井三越の小型百貨店「エムアイプラザ」が出店する。3階はファミリーとホビーのフロア、4階のレストラン街には北海道の味がふんだんに味わえるビュッフェレストラン「グランファームビュッフェ」、しゃぶしゃぶの「しゃぶ菜」、「五穀/仙台牛たん福助」などが出店するほか道北最大級8スクリーン、1200席のシネマコンプレックスも入る。
 
 外国人観光客向けに免税カウンター、銀聯(ぎんれん)カード対応レジ、イオン銀行ATMでの海外発行カードの日本円引出サービスをイオン旭川駅前店で行い、モールの全店舗に簡易なコミュニケーションを可能とする指差しツールも備え、ヤマト運輸と連携し海外冷蔵・冷凍宅配サービスも提供する。
 
 安全・安心の取り組みとして被災時には地域の災害支援施設になるように計画されており、ゲリラ豪雨が発生した際、1時間当たり60㎜の降雨に耐えられる雨水排水設備にしている。
 なお、5階から上は宿泊施設のJRインが入る。



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