アークスグループの東光ストア(本社・札幌市白石区)は、4月中旬に札幌市東区のショッピングセンター(SC)光星内に「光星店」(仮称)をオープンさせる。SC光星を所有・運営する札幌振興公社(同・同市中央区)が耐震補強リニューアルすることに合わせてテナント出店することを決めた。東光ストアにとっては、2009年にアークスグループ入りして以来、初の出店となる。IMG_2617(写真の左奥がショッピングセンター光星)
 
 SC光星は、札幌市営地下鉄東豊線東区役所駅前にあり築45年程度が経つ。かつては食品スーパーの西村などが入っていたこともあるが、直近は専門店テナントや100円ショップ、ダイソーなどが営業していた。札幌振興公社は、昨年秋口から耐震補強工事を含めたリニューアル工事を実施、ダイソーの入っていた建物は現在、建て替え工事を進めている。
 
 東光ストアが出店することになった場所は、SC光星の1階部分で売場面積は約200坪。専門店テナントを集約したことによって空いたスペースを利用する。
 
 店舗コンセプトは、『いつも一緒、いつもおいしく』で地域のお客と一緒になった店づくりを実施、生鮮食品や惣菜をメーンにした売場にする。売場面積は、東光ストアの南郷7丁目店やディナーベルススキノ南7条店とほぼ同じ。営業時間は午前9時から午後11時45分までを予定している。駐車場の収容台数は60台(他のテナントと共用)。
 
 09年にアークスグループ入りしてから初の出店でグループ入り直前の09年3月に出店した南郷18丁目店以来、6年ぶりの新店になる。楠美秀一社長は、「当社は地下鉄駅立地の店舗を8店舗営業しておりノウハウが蓄積されている。(光星地区は)競合が激しい地域だが十分戦える」と語っている。地下鉄駅立地の店舗では銀行ATMや代金収納サービスなどを試験的に展開しており、光星店でもこれらサービス面での充実も検討していく。商圏範囲は半径500mで近隣住民や地下鉄利用客、周辺の大学等に通う学生などをターゲットにして平日型店舗と位置づける。年商は10億円内外を見込む。
 
 周辺には北13条北郷通を挟んで北側にマックスバリュ光星店(東区北13東7、24時間営業)、やや離れた立地でJR生鮮市場北10条店(同区北10東5)、北海市場東店(同区北9東6)などがある。


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