全日本食品（本社・東京都足立区、略称・全日食）は、きょう19日午前９時に石狩市内に食品スーパー「スーパーエース花川店」（花川南１条６丁目）をオープンさせる。閉店していたスーパー跡に居抜き出店するもので、売場面積は約１４０坪。周辺は食品スーパーがなかったため地域住民の利便性が高まりそうだ。
（写真はオープン準備が進むスーパーエース花川店＝２０１４年12月17日午後）
出店するのは、独立系のスーパーで今年７月に破産したフレッシュマートの店舗跡。全日食は建物オーナーから店舗を賃借した。
全日食は、食品供給や店舗運営ノウハウを個人や小規模経営の小型スーパーに提供する全国ボランタリーチェーン本部として活動している。北海道では、こうしたチェーン活動とともに２０１２年９月から地域ボランタリーチェーンだったＨＧＣ（札幌市）を吸収合併、ＨＧＣが直営で展開していたスーパー事業（スーパーエースの屋号で３店舗運営）も継承し、全日食としては初めてスーパーの直営化に乗り出している。
昨年10月には、「23条店」（札幌市北区）を居抜き出店してスーパーエース４店舗の体制になっている。「この２年間で一定の運営ノウハウが吸収でき、商圏に合わせた品揃えで採算の合う出店が可能になったため、花川店出店を決めた」（全日食チェーン・スーパーエース花川店熊野嘉則店長）
全日食では、酒や生鮮食品を揃えた中規模の直営店舗を「スーパーエース」、小型の直営店舗を「全日食チェーン」に分けて展開。スーパーエースは今回の花川店で５店舗目になる。なお、酒は他の店舗と同様、「えびすや」のフランチャイズ。
花川店の営業時間は午前９時から午後８時半。
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