IMG_6228 西友(本社・東京都北区)が全国30店舗を2015年度以降に順次閉店することを明らかにしたことで、道内店舗の行方が関心を呼んでいる。現在、西友の道内店舗は札幌市内の9店舗のみ。不採算店や店舗賃借期限が近い店舗もあると見られるが、どの程度の店舗が閉店になるのか。食品スーパー勢力図に大きく影響するだけに業界は固唾を飲んで見守っている。(写真は、西友手稲店)
 
 西友が不採算店を中心に全国で30店舗を閉店すると発表したのは10月30日。プレスリリースでは、「鮮度と利便性に焦点をあてEDLPをさらに強化」と題しているが、その一項目に「店舗ボートフォリオの最適化を推進」として、不採算店の閉鎖とお客により便利な買い物体験が提供できる店舗立地の店は継続的な業績向上を実現する取り組みを強化するとしている。
 
 西友の道内店舗は札幌市内の「元町北24店」、「平岸店」、「清田店」、「西町店」、「手稲店」、「宮の沢店」、「厚別店」、「福住店」全9店舗。
 GMS(総合スーパー)店舗としてダイエーは札幌市内に6店舗、イオン北海道はスーパーセンターを加えて8店舗、イトーヨーカドーは5店舗を展開している。西友の閉鎖店舗の中に札幌の店舗が含まれているかは不明だが、イオンがダイエーを来年1月に完全子会社化するに伴いイオン北海道がダイエー道内店との再編を具体的に検討しており、GMS勢力図は流動的な時期。西友の店舗閉鎖があるのかどうか、各社の戦略にも影響を与えそうだ。
 西友のリリースは、http://www.seiyu.co.jp/pdf/i_download/74


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