ホクレン(本所・札幌市)は、2日からホクレン商事(本社・同)と組んで移動販売車「実り恵み号」の運行を始めた。JAきたそらちやJA北ひびきの農協管内で農協店舗のない深川市多度志地区や音江地区、妹背牛町で生鮮食品などを販売する。ホクレンが移動販売車を運行するのは初めて。
 
 
 
 移動販売車は、生鮮食品を中心とした食品や日用品など約800品目をホクレンショップイチヤン店で積み込んで運行する。巡回する地区は農協系店舗が閉店したり近くに店舗がないところで車を使わない高齢者などの買い物ニーズに応えるのが目的。日曜日を除き毎日運行する。
 ホクレンでは、6月中旬に深川市と地域の安全安心のための見守り活動に関する協定を締結する予定で移動販売車を通じた社会貢献活動にも積極的に取り組む。
 移動販売車による食品販売は、コープさっぽろが取り組んでいるが、ロスの発生など採算面でのノウハウが必要と言われる。ホクレンでは、北空知地域以外にも移動販売車を走らせる考えで、この地域での取り組みで事業性を見極めていく。


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