イオン北海道(本社・札幌市)は15日午前9時に「イオン札幌元町店」(東区北31条東15丁目)の食品フロアを改装グランドオープンする。今回の改装は、同社が昨年から進めてきた「イオン札幌桑園店」(中央区北8条西14丁目)、「イオン札幌苗穂店」(東区東苗穂2条3丁目)の食品フロア改装の集大成とも言えるもので、GMS(総合スーパー)の食品売場の新しい方向性を示した。
 
 改装のコンセプトは、高齢世帯の増加や働く女性の増加に対応、家庭で手軽に調理できる簡便商材の充実と惣菜売場の拡大。最大60種類の惣菜を100g148円で提供する量り売りバイキングでは、季節の食材を使用した「フキにしん」、「細竹いり卯の花」、サラダ、中華、洋風デニッシュ、和惣菜、スイーツなどが用意される。
 冷凍食品売場は、1000アイテムを揃え、同社最大級の冷食売場にした。
 
 ワインコーナーは、これまでの国別の品揃えから、フルーティな味わいやふくよかな味わいなど嗜好別の品揃えに変更、道産ワインの品揃えやシニア・単身者向けに少量ワインも増やした。
 また、水産売場では、室蘭市場でその日に水揚げされた新鮮な魚を午後1時ころに入荷、対面販売でかれい、たら、ぼたんえびなど10種類を提供する。
 
 イオン札幌元町店は、2002年にHBCゴルフセンター跡地にオープンした。同店がある東15丁目屯田通沿いには、同じイオングループのマックスバリュ北海道(本社・札幌市)が「元町店」(北17東16)、「北26条店」(北26東15)、「新道店」(北34東16)の3店舗があり、さなから“イオン通り”と言った趣。


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