JR北海道(本社・札幌市中央区)は、札幌市東区北8条東4丁目の旧鉄東社宅の解体工事を始めた。工期は来年3月までで、社宅4棟が取り壊され、その後は社会医療法人朋仁会が土地を賃借して整形外科の新病院を建設する予定。IMG_5141(写真は、解体工事が始まったJR北海道の旧鉄東社宅)

 北8東4など周辺にあった旧鉄東社宅は、かつて5階建て団地が十数棟近くも並んでいた、所謂“国鉄村”(JR村)だった。しかし、民営化後に多くが取り壊され、1998年以降に次々と商業施設や飲食施設が建設された。

 最後まで残っていたのが北8東4の4棟。今年3月には全戸退去が完了、跡地の有効利用が注目されていた。6月末から解体工事に入っているが、現時点では足場を組み始めた状況で8月以降に本格的な取り壊し作業が始まる見通し。解体工事を行うのは盛永組(本社・旭川市)と西岡総業(札幌市豊平区)。

 旧鉄東社宅の敷地面積は約2300坪(約7500㎡)で、更地になった後には社会医療法人朋仁会の新病院が建設される予定。朋仁会は現在、整形外科北新東病院(札幌市東区伏古5条3丁目)と整形外科北新病院(同市白石区菊水元町3条3丁目)を運営しており、新病院建設で2病院の統合が図られる見込み。


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