IMG_8986IMG_9004「北海道新幹線開業まで残り923日」――札幌市中央区の北洋大通センター1階エントランスホールに20日、北海道新幹線新函館(仮称)開業までの日数を示すカウントダウンボードが設置された。函館など道南地区では新函館開業に向けた官民の取り組みが盛り上がりを見せてきたが、札幌ではいまひとつ。そこで北洋銀行が札幌市内で初めてのカウントダウンボードを設置、日めくりで毎日更新することで新幹線開業に向けた機運を高めることにした。(写真左は除幕式、写真右はカウントダウンボードと復刻版の青函連携ポスター)

 
 20日午後2時から行われた除幕式には柴田龍副頭取や提携している青森銀行の今泉澄人札幌支店長らが参加。掛け声とともにロープを引っ張ると923日と表示されたカウントダウンボードが現れた。
 
 柴田副頭取は、「北洋大通センターにはオフィスと大通ビッセなど商業施設があってこのボードは市民や観光客、ビジネスマンなど多くの人の目に触れる。2年半後に迫った北海道新幹線新函館開業に関心を持ってもらって開業への盛り上がりを道内全域に浸透させていきたい」と挨拶した。
 
 カウントダウンボードの脇には北洋銀が制作した青函連携推進ポスターを随時掲示していく予定で、第1弾として98年に制作した函館末広町のイメージポスターを復刻掲示した。
 
 こうしたカウントダウンボードは、道南地区の自治体などでは既に設置されており、北洋銀も函館中央支店に今年7月から設置している。また、青函連携のポスターも函館ブロック14店舗に掲示している。
 
 同行の塚見孝成執行役員地域産業支援部長は、「北海道新幹線開業の効果を高めるため様々な取り組みをしており、青函経済圏交流による成長を後押ししたい。また、新函館開業を機会に札幌延伸に向けて一層の盛り上げを図っていきたい」と語っていた。
 
 新函館開業は2016年3月末までには実現する見通しで、実際には数週間ほど早くなりそう。そのためカウントダウンボードには『遅くとも』という吹き出しが付けられている。


この記事は参考になりましたか?