北洋銀行(本部・札幌市中央区)は30日、札幌市中央区の北洋大通センター4階で2018年度の「ほっくー障がい者スポーツ基金」の寄付金贈呈式を行った。北海道の障がい者スポーツに取り組む6選手、7団体に総額694万円の目録が贈られた。IMG_6087(写真は、寄付金の贈呈式。左から北洋銀・石井純二会長、日本障害者スキー連盟・猪谷千春会長)

「ほっくー障がい者スポーツ基金」は、北洋銀が17年2月から取り扱いを開始した私募債「パラスポーツ応援債」の発行金額の0・2%相当額を北洋銀が積み立て、道内の障がい者スポーツに取り組む選手や団体に寄付するもの。

 昨年は2ヵ月間で29件、18億7000万円が発行され、寄付金374万円が2選手5団体に贈呈された。2回目の今回は54件、34億7000万円が発行され、寄付金694万円が北洋銀の石井純二会長から競泳の山本浩二選手、マラソンの羽立祐人選手のほか北海道身障者スキー連盟、2019ワールドパラノルディックスキーワールドカップ札幌大会と、全日本障害者クロスカントリースキー競技大会の主催団体である日本障害者スキー連盟などに贈られた。

 寄付金の選定は、道や札幌市、公益財団法人北海道障がい者スポーツ協会などで構成される「ほっくー障がい者スポーツ基金選定協議会」で協議、決定した。

 北洋銀の石井会長は、「2020年の東京パラリンピックに向け日々精進されていると思うが、是非出場を果たして道民に勇気と感動を与えてほしい」と挨拶。日本障害者スキー連盟の猪谷千春会長は、「パラスポーツの台所事情は大変苦しい。必要資金を集めようとしてもなかなか集まらないのが実情。寄付金はこれ以上ない贈り物で大変うれしい。障がい者スポーツの発展普及のために有効に使わせていただく」と述べていた。

 寄付先は次の通り。
 カテゴリー1:世界を目指す選手の応援
▽山本浩二選手(競泳)▽羽立祐人選手(マラソン)▽戸田雄也選手(パラ・パワーリフティング)▽碓井琴音選手(車いすバスケットボール)▽山口乃愛選手(パラサイクリング)▽広井拓選手(障がい者バドミントン)

 カテゴリー2:障がいを持つ子どもたちへのスポーツ普及
▽北海道身障者スキー連盟▽道北地区障害者スポーツ指導者協議会

 カテゴリー3:障がい者スポーツの普及・振興活動への支援
▽北海道「ほっかいどう未来チャレンジ基金」▽公益財団法人北海道障がい者スポーツ協会▽一般社団法人札幌市障がい者スポーツ協会▽2019ワールドパラノルディックスキー大会ワールドカップ札幌大会▽全日本障害者クロスカントリースキー競技大会
IMG_6097(写真は、「ほっくー障がい者スポーツ基金」の寄付金贈呈式)


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