北洋銀行(本店・札幌市中央区)は、5月に設立した「北洋SDGs推進ファンド」の第1号案件として北海道大学発認定ベンチャー2社に出資する。出資額は合計2500万円。136(写真は、第1号案件の発表。左からメディカルフォトニクスの飯永一也代表取締役、北海道大学の名和豊春総長、北洋銀行の安田光春頭取、ポーラスター・スペースの中村隆洋代表取締役、高橋幸弘取締役=北洋銀提供)

「北洋SDGs(エスディージーズ)推進ファンド」は、国連が2030年までの国際目標として定めた社会、経済、環境など17分野のSDGs(サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ=持続可能な開発目標)をコンセプトにしたファンド。今年は、北海道命名150年にあたるため、次の150年に向けた持続可能な発展に貢献することを目指して設立した。

 2012年4月、石井純二現会長が頭取就任後に設立した「北洋イノベーションファンド」に次ぐ2つ目のファンドで、安田光春頭取就任後に同頭取の発案で設立された。いずれも議決権のない優先株式など種類株式で出資するもの。ファンド規模は5億円。
 
 第1号案件は、採決することなく血中脂質を計測する方法を開発したメディカルフォトニクス(札幌市北区コラボ北海道内)とドローンや地上計測機器を使用して課題解決を進めているポーラスター・スペース(北海道本社・札幌市中央区)。

 9日、北洋大通センターが行われた発表で安田頭取は「メディカルフォトニクスは、血液検査なしでの脂質検査機器の開発による予防医学の推進、ポーラスター・スペースは高解析度分光器を活用したリモートセンシング農業の推進など、いずれも国の成長戦略に合致した北大発のトップレベルの研究を社会実装するもの。当行は出資のほか販路拡大、経営サポートなど全面的にバックアップする」と話した。